今回取り上げる講座
【続】Microsoft Power BI Desktop – 入門講座 ~DAX・CALCULATE特訓編~マスカワシゲル
累計や前年比較など実務で役立つDAXをハンズオン形式で学べる講座です。
結論|CALCULATEを最初に学ぶならおすすめの一本
結論から言うと、CALCULATEを初めて本格的に学ぶなら最初の一本としておすすめできる講座です。
CALCULATEはPower BIで最も重要なDAX関数の一つですが、構文だけ覚えても「実際にどう使えばよいのか」が分かりにくい関数でもあります。
本講座では、DATESYTD・DATEADD・SAMEPERIODLASTYEAR・DATESINPERIODなどの関数と組み合わせながら、実務で使われる集計を少しずつ学習していきます。
CALCULATE単体ではなく、「CALCULATEと他の関数を組み合わせて使う」という考え方が自然と身に付く点が、この講座最大の魅力です。
一方で、Power BIの画面は少し古く、講座価格も通常価格ではやや高めに感じました。そのため、Udemyセール期間中の購入がおすすめです。
私の評価は★4.5(5.0満点中)です。

こんな人におすすめ
この講座は、次のような方におすすめできます。
- DAXの基本は学んだけれど、CALCULATEの使い方がまだよく分からない方
- CALCULATEと他の関数を組み合わせた実践的な使い方を学びたい方
- ALL関数やFILTER関数以外にも、DAXの引き出しを増やしたい方
- 年累計や前年比較など、実務でよく使う時系列分析を身に付けたい方
- 累計処理で毎回ISONORAFTERを使っており、より分かりやすい実装方法も知りたい方
- 独学でPower BIを学習している方
逆に、DAXをまったく触ったことがない方は、先に基本的なDAX関数を学んでから受講した方が理解しやすいでしょう。
DAXの学習順序については、私の「DAX関数まとめ」記事で全体像を把握し、その後「3時間でDAX基礎を習得するUdemy講座」を受講してから、本講座へ進む流れがおすすめです。


CALCULATEを理解すると、条件付き集計や累計、前年比較など、Power BIで作成できるレポートの幅が一気に広がります。

CALCULATE特訓編の講座概要
本講座は、講座時間2.5時間、受講者8,000人超、評価4.5以上(2026年7月時点)の人気講座です。
タイトルの通り、Power BIの重要関数であるCALCULATEに特化しています。
講義形式はサンプルデータ付きのハンズオン形式です。そのため、動画を見るだけではなく、実際に手を動かしながら理解を深められます。
また、本講座では単純な構文説明に終始しません。
「CALCULATEを使って実務の集計をどう作るか」という視点で講義が進むため、実務との結び付きがイメージしやすい講座だと感じました。
実際に受講して良かった点1|CALCULATEと他関数の組み合わせを多く学べる
本講座の大きな魅力は、CALCULATE単体ではなく、他の関数との組み合わせを学べる点です。
そもそも私が受講した理由は、「CALCULATE+ALL関数」や「CALCULATE+FILTER関数」以外の引き出しを増やしたいためでした。
実際に受講してみると
- DATESYTD
- SAMEPERIODLASTYEAR
- DATEADD
- DATESINPERIOD
など数多くの関数を学べました。
特に、「CALCULATEは単独で使う関数ではなく、他の関数と組み合わせることで真価を発揮する関数である」ということを改めて実感しました。

実際に受講して良かった点2|実務で頻出の集計を取り上げている
本講座では、年累計や前年比較、前年累計など、実務の定型レポートで頻繁に登場する集計を作成します。
個人的に特に印象に残ったのは、DATESINPERIODを利用した過去5日間の移動集計です。
移動平均や直近○日集計は実務でも利用機会がありますが、自分だけで実装方法を思い付くのは簡単ではありません。
こうした実装例をハンズオン形式で体験できる点は、大きな価値があると感じました。
また、本講座は
- メジャーを作成する
- 表ビジュアルへ配置する
- 計算結果を検算する
という流れで一貫しているので分かりやすいです。ここで重要なのは検算です。何故なら
「式は書けたけれど、本当に合っているのか分からない」という初心者がつまずきやすいポイントも解消しやすい構成になっています。
実際に受講して良かった点3|作成したPower BIファイルが実務のサンプル集になる
受講後に意外と価値を感じたのが、作成したPower BIファイルです。
前年累計や前年比較などは、実務で頻繁に利用する一方、「どう実装するんだっけ?」と迷うことも少なくありません。
そんな時でも、受講時にハンズオン作成したPower BIファイルを読み返せば、
- どの関数を使ったか
- 引数をどう与えたか
- どのような結果になるのか
をすぐ確認できます。
私自身、受講後はこのファイルを「自分専用のDAXサンプル集」として活用しようと考えています。
独学で学ぶ方にとっては、受講後も長く使える教材になるでしょう。

CALCULATE特訓編が解決してくれる悩み
CALCULATEは非常に重要な関数ですが、構文を読んだだけでは使い方をイメージしにくい関数でもあります。
また、
- CALCULATEが重要と言われる理由が分からない
- 条件付き集計をどう作ればよいか分からない
- 累計や前年比較の実装方法が思い付かない
- ALLやFILTER以外の組み合わせも知りたい
と悩む方も多いと思います。本講座では、こうした悩みをハンズオン形式で一つずつ解消していきます。
特に、独学で学習している方にとって、「まずは真似して作ってみる」という学習方法は非常に効果的です。
CALCULATEを軸に様々な集計方法を体験することで、「CALCULATEで何ができるのか」を自然に理解できる講座だと感じました。
他受講者の評判まとめ
他受講者のレビューを確認すると、全体的な評価は非常に高く、特に次のような点が評価されていました。
- DAXの日本語解説が分かりやすい
- Excel利用者でも理解しやすい説明だった
- Power BI初心者でも取り組みやすい
- サンプルデータ付きのハンズオン形式が良かった
- Step by Stepで進むので挫折しにくい
- 講師のQ&A対応が丁寧だった
一方で、
- Power BI画面が現在のUIと異なるため、ハンズオン通りに操作できない箇所があり戸惑う
という意見も見られました。
私自身もこの点は感じましたが、後の「注意・改善点」で述べたように、本質的な問題ではないと思います。

私が実践した効果的な受講方法
この講座は、動画を見るだけではなく、必ず手を動かしながら受講することをおすすめします。
私が実践した手順は次の通りです。
- サンプルデータをダウンロードする
- 講師と同じようにメジャーを作成する
- 表ビジュアルに日付やメジャーを配置する
- 計算結果を検算する
前述の「良かった点2」の繰り返しですが、特に重要なのは最後の検算です。
DAXは式を書けても、「本当に計算結果が正しいのか?」が分からないことがあります。
本講座では、表ビジュアルへ配置しながら結果を確認していくため、計算の意味を理解しながら学習を進められました。
前述の「良かった点3」の繰り返しですが、作成したPower BIファイルは受講後も役立ちます。
前年累計や前年比較などは実務でもよく使いますが、いざ作ろうとすると、「どう実装するんだっけ?」と悩むことがあります。
そんな時でも、受講時に作成したPower BIファイルの式やメジャー名を見返せば直ぐ解決します。
私自身、このファイルは今後も実務の参考資料として活用する予定です。

注意点・要改善ポイント
本講座には気になった点も2つありました。
1. Power BIの画面が少し古い
講座収録時期は2019年前後と思われます。
そのため、現在のPower BI Desktopとは画面構成や書式設定の方法が異なる部分があります。
特に初心者の方は「動画と同じ場所にボタンがない」と戸惑う場面があるかもしれません。
ただし、DAX関数そのものは現在のPower BIでも問題なく利用できます。
そのため、本質的な問題ではないと感じています。
2. 扱う集計は定型レポート向け
本講座で扱う累計や前年比較は、主に定型レポート向けの実装です。
例えば、
- 年初でリセットされる累計
- 前年との固定比較
- 前月との固定比較
- nヵ月前、n年前の固定比較(nは引数)
などが中心になります。
そのため、
- 年をまたぐ累計
- スライサーで動的に比較年度を切り替える分析画面
といった高度な分析用途には、そのまま適用できないケースもあります。
その場合には下の参考記事で紹介するISONORAFTERなど少し難しい関数に挑戦する必要があります。

とはいえ、社内会議資料や定型レポートであれば、実務上困ることはほとんどありません。
まずは本講座で基本形を学び、その後に応用へ進む流れが良いと思います。
まとめ
本講座は、CALCULATEを初めて学ぶ方に特におすすめできる講座でした。
ポイントをまとめると次の通りです。
- CALCULATEと他関数の組み合わせを実践形式で学べる
- 累計や前年比較など実務で使う集計を体験できる
- ハンズオン形式なので理解しやすい
- 作成したPower BIファイルを実務のサンプル集として活用できる
- Power BI画面は古いが、DAXの考え方は現在でも通用する
講座の魅力は「CALCULATEと他の関数を組み合わせることでできることが増えていく」という感覚を得られたことです。
セール価格で購入できるタイミングであれば、費用対効果は非常に高い講座だと思います。
CALCULATEを学ぶなら最初の一本としておすすめできる講座です。
CALCULATEを独学で学びたい方は、まず商品ページを確認してみてください。
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